個人輸入のススメ
※前のサイトで記載した内容と一部異なる可能性があります(バックアップ取っていなかったため)予めご了承下さい。
こんにちは、香水オタクのKanakoです。さて皆さんはどこで香水を購入していますか?
私はほとんどの香水を個人輸入で賄ってきており、その理由について説明します。
国内(実店舗)のサービスって良いの?
実店舗にも色々とあるかと思いますが、所謂百貨店や香水専門店のことを指します。日本でも大人気のFueguia 1833やLouis Vuittonなどの個別ブランドのお店は対象から外しています(このようなお店はそもそも個人輸入出来ないですし(中古以外は)、スタッフの方の接客・アドバイスもとても参考になるので、やや高くても私の中の顧客満足度は高いです。(今は円安なので、実際そこまで値段は変わらなさそうでした。)
そもそも香水店のサービスとは何だろうと考えてみた
香水の国内販売価格について
日本は主な市場のヨーロッパからは遠いので(飛行機で12時間かかるものね)、ある程度の値段の高さは致し方ないと思います。
簡単に言うと、国内販売価格は下記のような計算になるのではないかと思います
国内販売価格
=仕入値(ブランドの卸売価格+輸送費+関税)+経費(人件費・家賃など)+利益
つまり上記の「経費+利益」が私たち日本の顧客が余計に負担する金額となります。その金額が百貨店・実店舗型の香水専門店のサービスに見合うかどうか?ということを考えていました。
サービスとはなんぞや?
あくまでも消費者として求めるサービスはスタッフの方の専門知識と無料でくれるサンプルです。百貨店と香水専門店でのサービスは若干異なると思うので、分けて考えてみます。
- 百貨店:老若男女全てとは言い切れないけれど、絶大な信用力(ヨーロッパの国々でもニッチフレグランス含め、百貨店の取り扱いは多いです。ある海外のブランドさんは、伊勢丹に取り扱ってもらいたいと夢を語ってくれ、展示会で日本人らしい人を見かけた時には伊勢丹のバイヤーか聞いて欲しいと言われました)とサンプルと接客(賛否両論ありそうですが、百貨店の強みだと思います。)
- 香水専門店(色々とあると思いますが鼻👃のお店です):ニッチフレグランス専門と言っているからには目利き力とスタッフの方の専門知識とサンプル
それぞれのサービスが、私たち消費者が追加で払っている上乗せ分に見合っているのであれば、国内にあるブランドは国内で購入します(少なくとも私は)。
(あくまでも私の)考え
※あくまでも私の経験に基づいた考えなので、必ずしも正解ではないです。
百貨店:百貨店はやはり安心します。そもそもニッチフレグランスにハマったきっかけも伊勢丹のSalon de Parfumでしたし、ブランドの担当者の方も研修を受けているのか、当初は色々と教えてくれました。またボトル1本購入するとサンプルは必ずつけてくれます。最近は百貨店で購入する機会が減りましたが、高くても仕方がないなと思います。
鼻👃のお店:知識を持っているスタッフの方も多くいらっしゃいますが、当たり外れが多いです。ボトルを購入しても紙袋にそのまま商品を入れるだけで、サンプル1つも無し。消費者に対しても横柄だなと思いましたが、ブランドにも横柄でした。
私が経験した話です。長いのでスルーして頂いても問題ないです。日本に売り込みたい海外ブランドは、まず鼻👃のお店に商品を取り扱ってくれないか連絡をします。たまたまイギリスのブランドから連絡してくれないか、と依頼されメールを送りましたが音沙汰無し。忙しいから仕方ないかと思って、電話をしたのですが、個別に連絡しますと言われ梨の礫。そもそもニッチフレグランスブランドは海外が多いのに、ホームページは日本語表記のみ、そして連絡先(メールアドレス)も公開していないので、ブランドに対して失礼な会社だと思いました。続々と一等地に店舗を作っているのは、利益が上乗せされているだろうなと思って、価格を比較したら驚愕する位で、二度とそこで購入することはないと思います。
国内のサービスは結局良いの?
これまで長々と書きましたが、使い方次第かなと思います。国内で香水を購入するのは百貨店もしくは個別のブランドのお店だけですが。
ニッチフレグランスに興味を持ったばかりの時は、百貨店に行って、実際に香りを試したり、ブランドの名前を知ったり、実店舗ならではの経験が出来ました。にっちフレグランスは1本数万円するものが多いので、失敗はしたくないですしね。こんなに鼻👃の店のことを書いていますが、香りを試しに行くことはあります。お金は落としませんが、行きやすい場所(一等地)に店舗たくさんありますしね。
ただ海外(ヨーロッパ)のサービスと相対的に比較するとサービスは悪いというのが今の私の正直なところです。
海外のサービスってどんなものなの?(ヨーロッパ)
こんなに安くて良いんですか?
ブランドの本場だし、香水人口も多いし、輸送費かからないから当たり前といえばそうなのですが日本と比較すると圧倒的に安いです。円安でもヨーロッパの高いVAT(=消費税と考えていただければ…税率20%〜25%程度)を加味しても日本より安いです。
別記事でオススメする香水専門店や香水ブランド店はEU圏外に発送する場合は、VATを引いた金額になるし、一定金額以上購入すると日本までの発送(大体FedExやDHL)も無料になります。
2023年11月時点でかなり円安になっていて、今後もどうなるかはわかりませんが、日本の香水専門店は円安になったら、その分価格の値上げがあるので、どのような状況になっても海外で購入した方がお得です。
香水にセールってあるの?
日本の香水店でセールになるのは、閉店セールくらいしか思いつかないのですが、ヨーロッパは必ず年に1回はセールがあります。
夏のセール、冬のセール、Black Friday、お店にもよりますがお誕生日には割引クーポンが届くことも。香水ブランド・香水店の数が多いので、競争が激しいんですね。消費者としてはありがたいことです。
サンプルこんなにもらって良いんですか?
競争が激しい分、サンプルなどのサービスも日本と桁違い。1本のボトルでもサンプル2本ついてくるし、多い時は小さな袋いっぱいに入れてくれます。サンプルは販促と思われている節があり、本当に様々な日本にないブランドの香水を楽しむことが出来ます。
(実店舗)スタッフの方の知識が凄い
ヨーロッパでは数十年ある香水専門店も多いので、オーナーさん/スタッフさんにもよると思いますが、好みに合ったものを色々と紹介してくれます。私は今年から行き出した香水の展示会にも参加しており、「〇〇のような香水ある?」と聞くと、陳列棚からオススメのものを出してくれます。
日本の鼻👃のお店のように、新しくてスタイリッシュな店構えというよりは、ヨーロッパの古くからある建物にごちゃごちゃ(失礼)と置いてある感じのお店が多いですが、新たな発見にもなりますので、ヨーロッパに渡航予定のある方は行かれてみては如何でしょうか?
個人輸入する際のデメリット
私にとって個人輸入はメリットしかないのですが(しつこい位書きすぎ?)、勿論デメリットもあります。
購入してから手元に届くまで時間がかかる
やはりヨーロッパは遠い!のでFedExを使っても、到着までに1週間程度時間がかかります。香水は危険物扱いなので、貨物の状況によっては、遅れに遅れ、いつもサイトの状況確認をしてしまいます…
Blind Buyしてしまうことが多い
Blind Buyとは試さずに香水のノートや調香師、ボトルのデザインに惹かれて購入してしまうことです。どのインフルエンサーも専門家も、必ず自分の肌に合っているのか試してから購入するようにと言っています。香水は高いので、失敗した買い物をしないためにも必ず試してから購入しましょう。
ニッチフレグランスに興味を持ち始めたばかりの方は、恐らくニッチフレグランスでも人気の香水から購入することになると思いますので、鼻👃のお店で一度トライしてみては如何でしょうか?私が良く使っていた手でした。
サンプルを販売している香水店もあるので、必ず試してからボトルを購入することを強く推奨します。
トラブル発生時の対応・返品が難しい
相手は外国人なので、お店に連絡する時は基本英語になります。また返品も海外まで送らないといけないので、そこが手間になるかと思います。この3年間、色々と手を出しましたが、返品にまで至ったことはないです。ただ発送を早くして欲しいのに放置された時はSNSなどで主張します。担当者によると思いますが、お詫びのお品(サンプル・トラベルサイズ・ボトルなど)を送ってくれたりもするので、間違っていることは主張した方が良いかと思います。
通関時の注意
前失敗したのですが、日本に輸入する際は、サンプル1本でも1品として数えられます。一度に個人輸入出来る数は24品までなので、あれもこれもと欲張らないようにしましょう。
個人輸入は個人使用に限ります。転売は出来ませんし、この記事は転売を推進するものでもありません(個人使用の場合は輸入時の関税は0%)。
また輸入品は、消費税の対象になります。商品代金が約約16,667円以上のものは課税対象になりますので、消費税の支払いは必ず行なって下さい。(色々と計算はありますが、香水ボトル1本は消費税課税になると思っておいた方が良いです)
長文にお付き合いいただきありがとうございました。